読んでいる間すべての思考が停止する
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文字はなく写真だけの世界
それでも数万字以上の説得力がある
チェルノブイリ事故は
に起こったが、今もなお廃墟として存在している
その現場を撮ったものだ
悶え苦しむ人がいるわけでもないし、放射能を浴びた人が写っているわけでもない
ただただ廃墟の写真が並んでいるのだが、何とも言えない感覚に陥る
なんか核の議論とかがすべて虚しく感じる
そんな見ていてつらくなるわけではないが、うれしくもならない
ただただ現実に直面する、そんな写真集だった
ちなみにこの写真集はそんなにグロテスクではないです(というより人は写ってないです)が、文字だけでもその様子はとてもくるものがあります
Wikipediaのチェルノブイリ原子力発電所事故や日本の東海村JCO臨界事故などを読んでみてはいかかでしょうか
追記:
つい先日、BBCで二度被爆した山口さんをコメディーのネタにして問題になりました
もちろんブラックジョークであったり、それぞれコメディーとしての感じ方はあるので一方的に批判できないとは思いますが、僕個人の意見で言えばこの写真集や上のWikipediaの記事を読んだあとでは少なくとも被爆者のことを笑うことなどはできないです
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