2009年12月29日

「本は10冊同時に読め!」

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「本は10冊同時に読め!」 成毛眞


評価5.0




今回紹介するのは元マイクロソフト社長の成毛眞さん著「本は10冊同時に読め!」です


基本的にはかなり極端なことをおっしゃってます
すべて真似する必要はないですが基本的な考え方にはかなり共感できました

この本のメッセージを一言で言えば

「本を読まないやつは終わってる。それよりさらに終わってるやつは成功本やベストセラーだけ読んでるやつ」
そして
「とにかく人と同じ生き方をするな!庶民から抜け出せ!」

ということになるでしょう。過激(笑)


今回は3回目で毎回感銘を受けるんですが、今回印象に残ったのは

「まずは成功本を捨てよ」の章の

「成功とはイノベーション、つまり革新性のあることを実現できたときにはじめて成り立つものだ。他の人が思いつかないようなビジネスをして、他の人がまねできない生き方をしてこそ、自分の人生を生きているのではないか。
お金とは、その副産物として付いてくるものである。金儲けをしたくてビジネスを始める人は、一生お金に支配されたままだろう。それは真の成功とはいえない。形を変えた働きアリである。」


世間にはくだらない成功をうたった本が多い中でひさしぶりに感動した一言でした
なんかとても勇気づけられました

「他の人と違う生き方をする」

これがもしかしたら自分だけの人生、成功をつかむキーワードなのかもしれないですね

そのためには本を読めと。なるほど納得(笑)




追記(2011/01/01)
この本は過激ゆえ賛否両論あるかと思います(激しく賛否が分かれる本の方が真にいい本という向きありますが、Amazonのレビューが完全にバラけているのを見ておもしろかった
思考の人口分布のようなものなのだろうか?)
とりわけ、著者の言う成功本や自己啓発本を読んできて、それに傾倒している読者にとっては耐えがたいでしょう
それでも読む価値はあると思います

そして、誰がなんと言おうとぼくの評価は5です

ぜひ、読んでみてください


追追記
ちなみに著者のブログでのコメント


じつは『本は十冊同時に読め』のほうが売れているのだが、アマゾンの読者評価では
★5-25、★4-26、★3-19、★2-13、★1-14
であり、もう完全に賛否両極論である。この傾向もホリエモンと朝青竜などに共通するものだと思う。いやはや、愉快である。


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