評価:3.6
エドガー・アラン・ポーの名前もモルグ街殺人事件の名前も知ってはいたが、この短編が推理小説の元祖であるとは知らなかったし、また全くそんな印象を受けなかった
この本はポーが書いた7本程度の短編を集めたもので、どちらかというとなにか非日常的でホラーの要素が強かったので、正直そんなに好きな部類ではない
しかし最後のモルグ街の殺人はまるで、ホームズの真似なのかなと思ったぐらい、推理小説がこの作品から始まったとは微塵も感じなかった
この本の探偵はデュパンと呼ばれる人物だが、なるほどものすごく頭がいい
分析力とはこういうものなのかと痛感させられた
さすがに推理小説だから内容のことはあまり書けないが、今では当たり前の推理小説を、なにもないところからこれほど完成度の高いものを書けるものかと思うと、ただただ尊敬するばかりだった
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