2011年1月23日

「ソーシャル・ネットワーク」

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「ソーシャル・ネットワーク」 デヴィット・フィンチャー

評価:4.2

今やソーシャル・ネットワークの代名詞である、Facebookの創世記を描いた作品

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Mark Zuckerbergという人物はもはや誰もが知る人物になったと思うが、彼がハーバード大のカークランド寮でFacebookを作ったときからFacebookが5億ユーザーを擁するようになるまでの道のりを追っている


Good Will Hunting, A Beautiful Mind, 21, Rain Man...
一人の天才的な人物にfeatureし、その半生を描く作品は例外なくおもしろいとぼくには持論があるのだが、本作品もその類にもれずおもしろかった

彼は広告にもあるようにハイスクールでSynapsを作りマイクロソフトとAOLから多額のあるオファーを受けたようなプログラマの「天才」であり、彼女の悪口をブログに書くような「危ない奴」であり(この点はいささかフィクションだとは思うが)、ウィンクルボス兄弟を裏切り、共同設立者のエドゥアルドを裏切り、最後にはショーン・パーカーをも裏切るような「裏切り者」であり、今や400億ドルの個人資産を持ちジョブズより金持ちだと言われる「億万長者」だ

そんな波乱に富んだ27才もそういないだろう

まさに映画がになるにはうってつけの人物だ


この作品は「facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男」の映画化なのだが映画の方がかなり臨場感とスピード感がありおもしろい
作品の構成もうまかった



個人的にはショーンが語ったVictoria Secretの話が印象的だった

ザッカーバーグは創設するときにエドゥアルドがいたこと、成長段階でショーンのようなマークを導くものがいたという点でも運が良かったのだろう

彼が思い描いていたヴィジョンはとてつもなく大きかった
だからこそ数多くのサイトがひしめくSNSでここまでのシェアを獲得できたのだと思う



この作品を見てプログラマがロックスターのように見えてくるかもしれないし、自分がなにをやってるんだと思うかもしれない

ハーバード大学の学長であるローレンス・サマーズ(個人的にローレンス・サマーズのシーンは一番おもしろかったのだが笑)の言葉を借りれば「ハーバード大の学生は人に雇われることではなく、新しい仕事を創ることだ」、と


必ずしもビジネスに限らないが何かこの映画からエネルギーをもらった気がした

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