中学受験の話題がちょっとtwitter上で目に付いたので、書いてみました
ぼく自体は、親にお金をかけてほしくないというのもあり、
地元の名もなき(笑)鴨宮中学校、柏陽高校、東工大
とずっと公立で進んできたため私立の学校について語るのはかなりナンセンスだと思うが、まぁそこは許して下さい笑
実は今某中学受験予備校で講師として働いているのですが(こんなこといっちゃだめなのかな?笑)、なぜ私立校に行く、もしくは行かすかというのは、上位の学校はともかくほとんどは
「公立校だと不安だから」
という理由なんではないかと思う
たしかに教師の質としては私立の方が高いんだろうけど、今の中学受験の多さは私立の良さというよりも公立の教育システムの不信からきてるんじゃないかと思う
では、私立だからいいのか?
ぼくの講師としての最初のオリエンテーションでこうした解説をされた先生がいた
「なぜ私立校に行かせたいのか、それは親にとって子供に残せる唯一残せるものが教育であり、良い教育を受けさせるために私立に行かせたいのだ。」
これははなはだ疑問である
公立がだめだからといって私立の教育がすばらしくよいということにはならない(一部の上位校はおそらく除かれると思うが)
むしろぼくは私立はどちらかというと教育の質という観点ではあやしいのではと思う
これは大学に通っているとわかるが、大学の成績という観点だけでみればおそらく公立出身のほうがいい
これはおそらく勉強の習慣というものが中学受験をピークになくなったからだろうと思う
さらに近年公立でも東大合格者が多いところも増えてきているし、塾の存在も考えれば私立=教育水準が高い ということにはならないとおもう
では、私立のよさはなんなのか
ぼくは枠にとらわれないことをできる
ということ何ではないかと思う
たとえばプログラミングに関していうと公立の生徒でめちゃくちゃできるという人はかなり少ないと思う
その理由は単純で「学校の科目にないから」だ
つまり、公立の生徒はよくも悪くも学校のカリキュラムにしばられる
しかし中高一貫にはそうしたものとらわれない勉強ができる
プログラミングに限らず、そうしたことができる環境が私立にはあるんだと思う
ただし環境があるだけでそれをどのように活用するかはその人次第だけれど
ちなみにぼくの大学での知り合いや話を聞いたりして独断と偏見を交えたイメージでは
私立は
5%の天才・カリスマと35%の秀才と残り60%の落ちこぼれ
という図式になるんではないかと思う(ちょっと言い過ぎかな笑 これを見て怒らないで下さい あくまで主観です笑)
ちなみにこれは高校卒業時じゃなくて大学卒業時としてのです
つまり
私立は大学に入るまではリスクは低いが、大学をでたときのリスクは高い
公立は逆に大学に入るまではリスクは高いが、大学をでたときのリスクは低い
ということになるのでは、と思う
(もちろん日本の大学で点数をとることに関して全く意味はないとも思いますが)
では、なにが問題なのかというとこうした状況を的確に把握して、その上で私立校に行かせるという人のほうが圧倒的に少ないということだ
私立に行かせられればすべてOKと考えている親も少なくないのではないか
そして、同時に「教育」という国のもっとも重要な要素が公立がだめというのはかなり危険だと思う
もちろんアメリカのような高等教育だけすばらしいという方向性もあるけれど、今の日本は初等教育も高等教育も悪い中途半端な状態だと思う
それは日本の留学ポストが中国・韓国にどんどん奪われていることからわかるだろう
話がかなり大きくなってしまったが、要は私立が圧倒的に優れているということにはならないといことだけは認識しておくべきだろう
最後ににぼくが私立があまりいいと思わない理由は2つある。
一つ目は価値観が固定されると思うからだ
公立にはいい意味でも悪い意味でも多様性がある
こうした価値観を狭めることは将来確実にマイナスになってしまうと考えるからだ
しかし同時に上位の学校であれば、すごい人がいるため刺激になるという面もあるが
もう一つは、教えていて思うが受験の知識は一切役に立たないということ
特に理科・社会は不毛すぎる
こうしたものに時間を割くならば本やマンガを読んだり映画をみたりした法が絶対にいいと思う
でもこのテーマに関しては一概にはいえないので、今後も考えていこうと思います
Twから来ました。中高一貫校→私立大学だけど普通に面白かったので読んで良かったです。
返信削除ありがとうございます
返信削除そう思ってくれる人がいてちょっとほっとしてます(笑)