2010年8月23日

「戦国武将名将頭の中」

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「戦国武将名将の頭の中」 菊池道人

評価:2.5





戦国時代に活躍した17人の名将の考え方をコンパクトにまとめた本


目次
1章 「人生の関ヶ原」ー「負けてはならないとき」の考え方
2章 「人の心」「人の金」「人の力」をどう使うか
3章 名将「自分の弱さを強さに変える」法
4章 「人生の勝負所」をたちどころに見抜く眼
5章 一流、二流の差は「負け方」で決まる
6章 トップを狙う男の「腹の中」 

武田信玄、徳川家康、北条早雲、豊臣秀吉、太田道灌、織田信長、毛利元就、北条氏康、伊達政宗、島津義弘、真田昌幸、上杉謙信、真田幸村、山中鹿之助、明智光秀、石田三成り、黒田如水という17人の名将がそれぞれの項で紹介されていた


日本の歴史の中でも戦国時代というのは群を抜いておもしろい


この本はよくある歴史書のように堅苦しくなくとても読みやすくすらすら読めた

中でも徳川家康の負けから学び天下を取ったこと、豊臣秀吉の兵隊にやる気を出させる方法や北条早雲の経済政策などが紹介されていてとても興味深かった



ただ筆者は「人生の勝負所」でどう判断するかは「今」に通じ参考になる、と謳っていたが果たしてどれほどの読者が参考になるかは疑問
おそらくそんなに重要な判断を下さない人にとっては単なる読み物として読むだけだろう

ただそれだけでも歴史に疎い僕にとってはなかなか勉強になった



戦国武将というのは今でいう国のトップなのだが、むしろ戦いという面ではサッカーの監督に似ているなぁという印象を受けた


ただ本の解説自体はおもしろいのだが、名将を紹介しすぎていて、その将軍に引き込まれおもしろくなってきたところでその人の紹介が終わることが多く若干不完全燃焼になった

続きは他の本でということなのかな?

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