評価:4.5
実は大前研一の本を初めて読んだ
前々から知ってはいたものの読まなかったのだが、今回読んでみて、そのすごさを知った
なにより一言一言がとても本質をついていると感じた
本書は21世紀は下克上の時代であるとした上で、そうした時代を生き抜くためには「即戦力」が必要であると述べている
そして本書で一貫して次のことを説いている
21世紀はパーソン・スペシフィックの時代だ。世界で勝負できるプロフェッショナルが何人いるかで国力が決まる。
これほどまでにこれからの時代を的確に捉えた言葉はないと思う
そして生きていくための「必要条件」として語学力、財務力、問題解決力が必要であると述べている
最初の二つはいいとして、問題解決力はとても興味深かった
問題解決の第一歩は、「問題がどこにあるのか」「なにが問題なのか」を、自分で見つけだすことだ。
(略)
ここで重要なのは「なぜ」という問いかけに対し、「もしかしたらこうなるのではないか」と仮説を設定できるかどうかである。
仮説を立て、推論し、検証する
これをひたすら繰り返すことでしか問題解決力は磨かれないと言う
そして
「仮説にすぎないことを、結論だと思いこんでしまっている」ケースも多々ある。
これはよくある アンケートの結果から得られた仮説をあたかも結論であると考えてしまいがちだ
また
もし、自分が、暗記中心の学校が多秀才だとわかっている人は、一度これまでの知識ややり方を「リブート」する事をお勧めする。
すべての知識や思いこみを捨て素朴な「なぜ」から出発することの大切さを説いている
このボーダーレスな21世紀を生き抜くためのきっかけを与えてくれた著者に感謝
大前研一さんの本ですか・・。
返信削除私も以前から大前さんの本を読もうと思いつつ、中々読めていないのですが、非常に面白そうですよね。
「先を見よ、今を生きよ」を今読んでいるので、読み終わったら、読んでみたいと思いますw
>匿名さん
返信削除コメントどうもありがとうございます
この本はぼくとしてはかなりおもしろかったです
ただ、他の本も読んでみると、かなりに他ようなことが書いてあることが多いですね
まぁ同じ人が書いているので当然と言えば当然ですが(笑)
でも他の方ならともかく大前さんが書くととても説得力がありますからなかなか参考になりました